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歯周病治療について
歯周病と全身疾患
歯周病と心疾患
歯周病菌は血流にのって心臓や他の臓器に運ばれます。心臓の弁膜や内膜に発症する「細菌性心内膜炎」の原因になると言われています。
また、菌が産生する炎症性物質や毒素は動脈硬化を進行させる可能性があります。
口腔ケアを続け、歯周病菌をない状態にしておくことは、心疾患の予防になると言えるのです。
歯周病と糖尿病
血糖値が高い状態にあると、歯周病菌が増えて重篤化しやすくなります。
そのために糖尿病の方はより歯周病の予防・進行防止に気を付ける必要があります。
歯周病と誤嚥性肺炎
誤嚥性肺炎の原因の一つは、お口の中の細菌にあります。
口腔内を清潔に保ち、歯周病菌などの細菌を減らしておくことは、肺炎の予防になると言えるのです。
治療の流れ
STEP1
歯肉の腫れや痛みがある場合は応急処置を行います。
STEP2
歯周炎の状態を実際にお口の中の状態を検査します(歯の動揺、歯肉の腫れ、ポケットの深さ)、レントゲン検査も必要に応じて行います。
STEP3
検査を元に患者さんに歯周炎の状態を説明します。
STEP4
ブラッシング指導、歯石の除去、ポケット内の清掃、消毒等の処置を行います。
STEP5
必要があれば隣同士の歯を一時的に接着して固定します。
STEP6
重度の歯周炎の方はこの後、外科的な小手術が必要な場合もあります。
STEP7
概ね状態が良好になれば定期健診に移行します。(3~6か月毎)
STEP8
定期健診時にも検査、ブラッシング指導、歯石除去、歯面清掃等を行います。
歯周病治療について よくある質問
歯磨きすると痛みはありませんが歯ぐきから出血します、治療が必要ですか? | |
いろいろな理由が考えられますが、歯周病の可能性が高いと思われます。レントゲン検査などにより歯周病の程度を診断して、治療がどの程度必要かご説明してから処置を始めます。 |
糖尿病と歯周病は関連があると聞きましたがほんとうですか? | |
歯周病は歯ぐきから細菌が侵入する病気です。糖尿病や血管の病気(心筋梗塞、脳梗塞)との関係が深く、これらの病気や疑いのある方は積極的に歯周病の治療もした方がよいでしょう。このほかにも認知症や早産などとの関連も指摘されています。 |
歯周病はどんな病気ですか? | |
歯周病は歯の周りの病気と書くように歯ぐきに起こる病気です。歯垢や歯石の中の細菌が原因で歯ぐきに炎症が起こり、歯を支えている組織や骨を溶かしてしまうもので、放置すれば最後には歯が抜けてしまいます。 |