楔状欠損とは(大和市アルファ歯科)
こんにちは!
歯科衛生士のMです。
ガチャガチャにクリスマスバージョンの消しゴムが入ってますよ(^^)
タイトルにあります、楔状(くさびじょう)欠損。
このようなものになります。
歯と歯茎の境目に出来てくる凹んだ欠損の事です。
一昔前はブラッシング圧が強いことによるものと言われていましたが、
近年では、歯ぎしりやくいしばりによるものが多くの原因を占めています。
歯がすりあい、切端が削れてくるのは分かりやすいのですが、
なぜ、触れ合っていない歯の表面が削れてくるのでしょう。
その秘密は・・「マイクロクラック」
かみ合わせの際に歯の衝撃によって歪みや応力が歯の根元付近に蓄積することで起こる
「マイクロクラック」という目で見えないほどの微細なひび割れが生じます。
実は歯には構造的に1本1本に噛みあわせが接触する最適な場所があり、
この場所で噛む場合にはマイクロクラックが起こりにくくなっています。
しかし歯の持つ許容範囲を超えたかみ合わせが起こす衝撃は、
歪みや応力となって歯の根元付近に蓄積します。
「マイクロクラック」は唾液によって修復されますが
クラックと修復を繰り返しながら徐々に磨り減り、
上の写真の様にように歯が削れてしまうというわけです。
歯が持つ不思議な力ですね。
少しの楔状欠損でも、冷たいものや歯ブラシの刺激でしみることがあります。
その際には合成樹脂で埋めることができますので、ご相談くださいませ(^^)/
2019.11.15 | スタッフブログ一覧へ